明けましておめでとうございます。新しい年、新しい学期がはじまりました。皆さんも新たな決意を持って2010年を始めていただきたいと思います。
今年のNHKの大河ドラマがはじまりましたが、私はこの大河ドラマを毎年楽しみにしています。今年は「龍馬伝」ということで土佐(今の高知県)の坂本龍馬を主人公にドラマが進むようです。坂本龍馬については色々なエピソード(逸話)がありますが、その中に次のようなものがあります。
『当時土佐藩士の間では長刀をさすことが流行していた。ある時、勤王党の同志である檜垣清治が、当時流行の長い新刀を手に入れて、誇り顔で龍馬に見せた。すると龍馬は笑い顔で「実戦では短い刀のほうが取り回しがよい。長時間の格闘では長い刀は不利を招く。だから自分は短い刀を差している。」と言って自分の差している短い刀を見せた。檜垣はなるほどと感心して、後日新調の短い刀を手に入れて龍馬に披露した。するとまたも龍馬は笑いながら、懐中からピストルを出して、「西洋にはこんな武器がある。刀などはもう古い。」と言った。檜垣は驚いて、またも苦心の末にピストルを手に入れ、それを龍馬に見せたところ龍馬は「それももう古い。自分はこれを読んでいる。」と言って一冊の本を見せた。それは「万国公法」という国際法の和訳本であった。「これからは世界を知らなければならない。」と、狭い国の中で争って殺し合ったりすることの無意味さを笑って説いた。もはや檜垣はついていけなかったという。』
このエピソードは坂本龍馬の進取の気性を物語る話として有名ですが、あくまで逸話であって史実ではありません。しかし、坂本龍馬の物事に対する取り組みの姿勢を垣間見る話として、現在に受け継がれています。この「進取の精神」とは「今までの慣習にかかわらず、自ら進んで意欲的に新しいことをすること」であり、常に進歩を目指すためには私たちにとって大事な精神ではないでしょうか。未来を見つめて、積極的に新しいことに挑戦する。新しい年の始まりに、そんな気概を持ちたいものです。term5は学年の締めくくりであり、次へのステップの時でもあります。未来を見据えて、新しいステップをしようではありませんか。