
5月10日(火)午後6時30分より、ヴォーリズ平和礼拝堂にてヴォーリズ記念音楽会が行われました。朝からの雨で足元が悪い中でしたが、満席で補助椅子を出すほど多くの方が来てくださいました。
今回の出演者の中には宮本文治郎氏の孫である宮本謙二夫妻がおられました。宮本文治郎氏はヴォーリズが初めてこの近江の地に来て、滋賀県立八幡商業学校の英語教師として赴任した時に八幡商業学校にいたった一人のクリスチャン教師でありました。宮本氏がヴォーリズを近江八幡駅で出迎えた様子は英語暗唱の文にもあります。
ヴォーリズの当時の日記にはこう記されています。「わたしが八幡町に落ちつくようになったのは、宮本君の祈りと神の計画からそうなったのです。もはや日本ー近江ー八幡町は世界の中心です。」
演奏される曲目も、ヴォーリズと満喜子の大切な節目にちなんだものが選ばれました。特に満喜子の母校である神戸女学院の設計に携わったヴォーリズが作詞作曲した献堂讃美歌「Dedication Hymn」、音楽を通して知り合い、仕事の上でも技能と実力を発揮した高木五郎氏の死を嘆き作った「エレジー(ELEGY)」の演奏では、二人を今ここでに感じながら美しい音色に包まれる至福の時となりました。
ヴォーリズ、満喜子の残したものはたくさんありますが、物ではなく人々の心の中でどんどん大きく広く深くなっていくものもたくさん残されました。特に二人が愛した音楽は今も人々に喜びと愛と慈しみを与えるものであり、それを再認識できたすばらしい記念音楽会でした。
