2010/06/05

伝えよう!熱い想い 2010

 2010年6月5日(土)に、滋賀県立男女共同参画センターで「伝えよう!熱い想い2010」が行われました。その中の中学生広場「中学生の意見発表」で本校生徒会長 大槻宥実 さんが出場しました。また、生徒会のメンバーも参加をして、当日司会をしたり、託児などのヴォランティアなども行いました。



「私たちにできること」


近江兄弟社中学校  3年  大槻宥実


 2年生の2月、私は近江兄弟社中学校の修学旅行である沖縄研修旅行に出かけました。沖縄を訪れ、平和学習で沖縄戦についてたくさん学びました。島袋淑子さんという方が、今も語り部として私たちに講演をしてくださいました。島袋さんはひめゆり学徒隊として働いておられました。当時17歳で、今の私たちとそんなに歳はかわりません。約600人の患者を16名ぐらいで看病され、水くみや食料探しは命がけだったそうです。一日に口にできる物は、小さなサツマイモやニンジンだけだったと言っておられました。また、家族やたくさんの友人も沖縄戦で亡くされました。どこで亡くなったかわからないかたもおられるそうです。私たちは今、平和に毎日の学校生活を送り、友達と笑い、家族と過ごすことができています。島袋さんの17歳の頃を想像すると、胸がしめつけられ、苦しく、何とも言えない気持ちになりました。島袋さんは「今の世界が平和なら、こんな話はしない。」とおっしゃっていました。辛い過去を話して下さった島袋さんを絶対に忘れてはいけないと思いました。

 5日間の滞在中に、私たちは普天間基地や嘉手納基地も訪ねました。その大きさ、広さは、テレビで見ているのとは違い、予想を遥かに超えていました。飛行機はすごい音で滑走路を走り、空も爆音が響きます。戦争が終わって65年経っても、まだ戦争をひきずり、苦しんでいる人がたくさんいることを沖縄に行って知りました。戦争の深い傷を埋めることはできません。でも、少しでも、今苦しんでいる人たちを助けること、私たちにできることもあると思いました。

 私は、身近なことで始められることはないかと考えました。生徒会にも話しかけて、この間起こったハイチの地震で被害を受け、苦しんでいる人たちのことを助けることはできないかと思いました。でも、私たちは現地に行って人々を助けることはできません。そこで、私たちは、学校のみんなにハイチのことや、今の状況を知ってもらうために、ハイチのことをまとめたポスターを作ることにしました。ニュースなどの報道で、時々ハイチのことが取り上げられていましたが、自分の中では深くとらえず、あまり知ろうとしていなかった自分に気づきました。そして、私はポスターを作るために、ハイチのことをたくさん調べました。調べていると、たくさんの写真や記事が出てきました。がれきの中に一人で立っている子供の写真、泣いている家族など。また、ある特集では、学校に行きたいと嘆いている少女がいました。私は、やはり自分が、今幸せであることを実感すると共に、ハイチの事への関心も大きくなりました。学校のみんなにも、ポスターを見てもらい、少しでも、私の思いが伝わっていれば嬉しいです。

 学校では、使用済み切手の回収運動や、一日一円献金も呼びかけられています。集められた切手やお金は、大事に一人一人の子供の健康や飢えで苦しんでいる人たちのために使われています。学校で行われている活動を改めて見ると、どれも私たちにできるものばかりでした。

 沖縄での平和学習から、私の視野は少しずつ広がっていっていると思います。小さな、ささいなことでも、みんなの平和に役立っていくことをこれからも考え、続けていこうと思います。


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