2008/07/31

優秀な作文の紹介2(受賞作品)

 毎年、各協会や各法人から夏休み前に多くの作文コンクールの応募案内が届きます。
国語科では、夏休みの宿題で、それらの応募作品の中から、常々、自分が考えているテーマや、意見の発表の場として、題材を各自が選び、作文に取り組みます。その結果、今年度も全国や近畿レベルで優秀な成績を収めています。順をおって紹介していきます。

第25回「滋賀県中学生 水の作文コンクール」佳作(滋賀県)


     『私が水について思うこと』   光原 友樹

 「あ~おいし~い!」 スポーツをした後に飲むお水は、格別です。そして生き返ったように元気になります。水の力は、すごいと思います。

 我が家の冷蔵庫には、一年中、冬でもお水が冷やしてあります。いつでもすぐに、飲めるようにです。だから、家族全員が、お水が大好きで、みんなとっても元気です。

 ある時、インターネットを見ていると、世界中で水問題が起こっていることを知りました。とても気になったのでよく読んでみると、私の全然知らなかったことがたくさん書いてありました。特に一番おどろいたのは、汚水が原因となる病気で、子どもたちが8秒に一人ずつ死んでいるということです。私たちが住んでいる日本では、蛇口をひねるときれいで安全な水が出てくるのに、世界には汚染された水しか出ないので、飲むと死んでしまうことがあることを知らされました。私は小さいころ、お父さんの転勤でマレーシアに住んでいました。マレーシアでは、蛇口からはさびで汚れた水しか出なかったので、いつもミネラルウォーターを買いに行っていた、とお母さんから聞きました。私たちは水を買いに行くことが出来たけど、もしかして水を買いに行くことが出来なかったら、インターネットで見たように死んでしまっていたかもしれないと考えると、改めて水はとても大切なものなんだなぁと思いました。小学校のとき、習字の時に使った筆を水道で洗わないでバケツの中に入れた水で洗っていたということも、水を無駄遣いしないためのとても大切なことだったんだなぁと今になって気付きました。

 色々と水について頭の中で考えていると、小学校のときに体験した「琵琶湖遠泳大会」と「米作り」が思い浮かびました。琵琶湖遠泳大会は、距離の違うコースに分かれて、琵琶湖を泳ぐ大会のことです。私は1000メートルのコースに挑戦しました。泳ぐことが大好きな私にとっては、遠泳大会はとても楽しみな行事でした。遠泳大会の日になり、琵琶湖を見て、とても汚いことにガッカリしました。このごみを見ていると、この琵琶湖を汚くしたのも全部人間がしたことなんだ、と少し悲しくなりました。でも、きれいにすることも人間にしか出来ないことだから、ポイ捨てをしないで、反対に落ちているごみを拾う人が多くなっていつもきれいな琵琶湖であってほしいと思いました。

 もう一つは、米作りです。田植えの時のぬるぬるした土の中に足を入れるのは、気持ち悪くていやでした。けれど、米作りを実際にやってみて、米作りの大変さがよく分かりました。そして、自分たちが作ったお米を食べてみたら、いつも食べているお米よりも何倍もおいしく感じました。でも、このおいしいものを作るには、きれいな水がたくさん必要になることに気付きました。人だけではなく、地球にいるすべての生き物はきれいな水が必要だと思います。それなのに人は自分のことしか考えないで道や川や海、湖にもかんたんにごみを捨てます。私は、ごみを捨てるというのは、水を汚くするということと同じだし、それがもっとひどくなっていけば、世界に汚い水しか出なくなってしまうと思います。そうならないためにも、世界で起こっている水問題にみんなが目を向けて、もっと水のことを考えたいと思いました。

 私は中学生になったのを機会に、もっと世界で起こっていることに目を向けようと思います。あのインターネットを見なければこんな水問題が世界に起こっているということは知らないままだったと思います。私は世界の人々が蛇口をひねればきれいな水がいつでもどこでも自由に使えるようになって、世界が元気になってほしいと思います。

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